インプラントのしくみメリットデメリット術前検査

インプラント手術はどのくらいの時間がかかる?


インプラント手術にはどのぐらいの時間がかかるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
この手術ではまず、顎の骨に穴を開けて、フィクスチャー(人口歯根)を埋め込む外科手術を行います。
インプラント手術にかかる時間は、患者さんの歯や歯茎の状態、選んだ治療方法によって異なりますが、一般に、インプラントを1本埋め込む場合は1時間前後で完了できます。
インプラントを複数本埋め込んだり、骨の増量手術が必要な場合は、比較的長時間が必要となりますが、それでも半日で終わります。

次に、手術の手順について説明します。
まず、手術前に、口の中の洗浄と消毒を行いますが、洗浄と消毒に30分が必要です。
細菌感染防止には、口の中を清潔に維持することが大切です。
口の中を清潔にしたら、麻酔を施して、手術開始となります。
手術に必要となる時間は、医師の技術力、インプラント手術の方法によって異なりますが、大体1本の土台を埋め込むのに、10~20分が必要です。

そして、手術後は、止血ガーゼを噛みながら、1時間程度安静にします。
そして、出血が止まり、血圧に問題がなければ自宅に帰れます。
口の中の洗浄、インプラントの埋め込み、術後のチェックを合わせても、数時間程度と比較的短時間で帰宅できます。
2回法を採用する場合、1回目にインプラントを埋め込み、3~6ヶ月ほどかけて骨とインプラント本体が結合させていきます。

その後、2回目の手術を実施しますが、この時、フィクスチャーを埋め込んだ部分の歯肉を再び切開して、フィクスチャーの頭の部分を出していきます。
その上で、フィクスチャーと人工の歯を結合するためにアバットメントをつけ、歯肉を縫い合わせて蓋をします。
2回目の手術は、1回目に比べると短時間で済むことが多く、たいていは1時間程度で完了します。
このように、インプラント手術は短時間で済みます。
もし、インプラントにかかる時間について気になるのであれば、担当医に質問をして確認すると良いでしょう。