インプラント治療を行う病院選び

経験不足の歯科医によるインプラント治療を受け、インプラントが外れてしまったり、歯茎が腫れるといったトラブルも少なくないようです。
そのため、治療を受けるにあたっては、歯科医院選びが重要となってきます。
ここでは、インプラント治療を行う歯科医院選びのポイントについて紹介します。

まず、日本口腔インプラント学会の認定医であれば、安全性の高い手術が受けられるでしょう。
認定医になるには、学会に5年以上在籍し、一定時間の研修を受け、さらに一定数以上の手術をこなさなければならないなど、厳しい条件を満たさなければなりません。
上記の条件を満たしたうえで、試験を受験し、それに合格しなければ認定医としては認められません。
つまり、認定医の有資格者は、かなり高い専門知識と技術力を持っているということです。

それに、認定医が治療に失敗した場合、認定医の資格を失ってしまう可能性もあるため、認定医は対応も慎重です。
そのため、認定医が在籍している歯科医院は、アフターケアが万全なところが多いです。
認定医は全国に８００名程度しかいません。
認定医でなくとも優秀な歯科医師は大勢いますが、安全性の高い治療にこだわるのであれば、認定医がいる歯科医院を選ぶと良いでしょう。

また、インプラント治療では事前検査が重要になります。
CTスキャンを行うことで、骨の量や密度、血管の位置などを確認することで、インプラントを埋め込む位置を正確に判断できます。
そのため、レントゲン撮影だけではなく、CTスキャンを行っている歯科医院を選ぶようにすることをお勧めします。
インプラント治療を行うにあたっては、術前の検査、手術、アフターケアと長期にわたる通院が必要になるため、カウンセリングで医師と信頼関係を築くことが大切になります。
また、身体の状態や歯や歯茎の状態を知ってもらうためにもカウンセリングを丁寧に行ってくれる歯科医院を選ぶようにしてください。
それから、医師が、治療内容と費用、インプラントのメリットとデメリット、手術で起こる可能性があるトラブルについて詳しく説明してくれるかどうかについてもチェックしてください。