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インプラントができないケース
インプラント治療を受けることで、元々自分の歯であるかのような噛み心地を実現できますが、中にはインプラント治療の適応外と診断される方もいます。
では、どのような方がインプラント適応外となってしまうのでしょうか。
以下に、インプラントができない方についてまとめていきますので、自分は該当するかどうか確認してみてください。
・未成年者
顎の骨が成長段階にあるため、インプラント治療を受けられません。
20歳以降になり、顎の骨の成長が止まれば、インプラントの埋め込みは可能になります。
・チタンアレルギーを持っている方
インプラントの材料にチタンを用いるため、チタンに対してアレルギーがある場合はインプラントが受けられません。
・重い精神疾患がある方
歯科医師と十分にコミュニケーションが取れないほどの精神疾患を抱えている場合、治療を進めることはできません。
・慢性疾患を抱えている方
インプラント手術では多少の出血を伴うため、持病を持っている方には慎重に対応しなければなりません。
もし、何らかの病気で治療中であれば、かかりつけの医師に相談することが必要です。
・歯周病・虫歯がある
虫歯のある方や歯周病にかかっている方は、細菌に感染しやすくなっているため、虫歯や歯周病を治療してからインプラントを行います。
・顎の骨の量が十分でない
顎の骨の厚みが十分にないとインプラントを埋め込むことはできません。
ただ、骨の造成手術を受ければ、インプラントが可能となります。
・妊婦の方
手術前にはレントゲン検査を行い、手術前後には抗生物質や痛み止めを服用しなければなりません。
また、妊娠中は体調が変化しやすいため、手術で身体を刺激する可能性があります。
さらに、術後に出血が止まりにくくなることも十分に考えられます。
そのため、産後に落ち着いた状態になってからインプラント治療を受けることをお勧めします。
・ヘビースモーカーである
タバコに含まれているニコチンの作用により、血行が悪くなり、免疫力も低下するため、術後に感染症にかかる可能性があります。
それから、タバコの影響であごの骨が痩せたり、歯周病にかかりやすくなるため、インプラント後に問題を生じることもあります。
インプラントを受けるのであれば、タバコはやめましょう。