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インプラントを行うにあたってのデメリット
インプラント治療は、画期的な治療法で、さまざまなメリットが得られるとのことで注目を集めていますが、その反面、デメリットも存在します。
ここでは、インプラント治療のデメリットについて紹介しますので、治療を受けるにあたってはデメリットについても理解しておくようにしてください。
まずは、外科手術が必要であることはデメリットの一つといえるでしょう。
インプラントは、歯茎を切開し人工歯根を埋めていきます。
手術時には局部麻酔を施すため、痛みもほとんどないとのことですが、手術が必要であるとのことで、抵抗を感じる方はいるでしょう。
また、術後しばらくの間は、食事、運動、歯磨きに制限が課されますし、タバコも控えなければなりません。
それから、インプラントを希望したからといって、誰もが受けられるわけではありません。
歯周病が悪化している方や、あごの骨が十分にない方はインプラントの適用外となってしまいます。
なお、あごの骨が少ない方に関しては、骨を造成する手術により、インプラントが可能となる場合もあります。
インプラント治療には、事前検査、カウンセリング、2回の手術、歯冠の装着など、さまざまな過程を踏まなければなりません。
そのため、最低でも治療期間は3ヶ月必要で、長ければ、1本の治療に1年ほどかかることもあります。
また、インプラントを埋め込んだらそれで治療が終わるわけではなく、その後何度も定期検診を受けなければなりません。
インプラント後に不具合を生じるケースもあるため、定期検診は必ず受けなければならず、問題が見つかった場合は、さらに治療に時間がかかってしまいます。
また、インプラント後は術後のケアを丁寧に行わなければならないため、自分でメンテナンスができない方はインプラントで良い結果が出せないかもしれません。
そして、インプラントは自由診療であるため、1本の治療で30~40万円とまとまったお金が必要になります。
そのため、誰もが手軽に受けられる治療とは言えません。